Academed!a デジタルスタイル会議

justducky2006-05-17

Academed!a デジタルスタイル会議
「テクノロジーは人をどう幸せにできるか」
に参加してきました.
百式の田口さんと,Winbitの弘中さんによる「新しいオンラインメディアの形を模索する異業種交流イベント」,アカデメディア.


今回は,ソニーVAIO type Uの企画者と製作者の方が,製品コンセプトや製作過程についてお話してくださいました.

「第一部 生活を楽しく、便利にする世界のテクノロジー
すでに実現されている海外の近未来型テクノロジー商品や、研究機関やアートの分野で研究されているコンセプト商品など、百式流に「生活を変えるテクノロジー」をご紹介.

「自己を表現できる商品」がアツい.というお話をされていたのかなと思います.
例として.
New Beetleのハンドルの脇に一輪挿しがついてるって知ってました???納車の際には,お花が指してあるんですって.ステキですねぇ.
一輪挿しがあることで,車が速く走れるワケじゃないし,むしろ邪魔かもしれない.
でも,大変人気らしい.
それは,「車にお花を飾る」という行為の「遊び心と優しさ」というビジョンに共感した人から,きっと多くの情報発信がなされたから.
ビジョンに共感した人がbeetleを買うってコトは,「車にお花を飾ってるオレ(ワタシ)って遊び心と優しさがあるでしょ!」っていう自己表現をしていることになる.
「オレ(ワタシ),遊び心と優しさあるよ!」と発信したい場合,「なぜなら,車にお花を飾ってるからね!」と自然にBeetleの口コミ情報発信がなされるコトになる.
つまり,「この商品を使ってる自分はステキ!」というイメージをもってもらえれば,「自分はステキ!なぜなら,この商品を使っているから」というふうに,自然に「この商品いいよ!」という情報発信をしてもらうことができる.


というわけで,ビジョンのある商品,すなわち,その商品を使うことで自己を表現できる商品がアツいのだ.

「第二部 テクノロジーは生活をどう変えるか?ガジェット制作の現場から」

ソニーVAIO type Uの企画者と製作者の方によるお話.
type Uのメインビジョン
「仕事時間のタイムシフティング」
「おでかけのトータルソリューション」
くわしくはこちら.bezerkさんサンキュです.

「第三部 未来のデジタルスタイルを考える会議」

「対話や提案による交流をしていきましょう」と田口さんが始めにおっしゃったように,アカデメディアの特徴は,全員会議.
テーマは,「vaio type Uにちょっとした機能を一つ付け加えた結果,大ヒット!さて,その機能とは?」new beetleの一輪挿しのVAIO版を考えて!というテーマ.


うろ覚えだけど,こんな感じ.○○○の部分を考える.
「人は『○○○』ときにちょっとした幸せを感じることに注目し,type Uにちょっとした『○○○』を付与することで,mobilePC初の『○○○』という機能を実現した.その名もズバリ『○○○』」


各自で15分考えて,6人チームで代表案作成.
田口さんが選んだ4チームの案を選び,それぞれ発表してもらって,優勝チームを挙手投票で決定.
最優秀チームのアイディアは,持ち主の体温がPCのエネルギーに変換される,というハートフルなもの.


私がすごく気に入ったのは,
人は『ぷにぷにしたものを触った』ときにちょっとした幸せを感じることに注目し,type Uにちょっとした『肉球』を付与することで,mobilePC初の『肉球』という機能を実現した.その名もズバリ『肉球VAIO(だったかな)』」
VAIOの背面に肉球を付与.
肉球VAIOは落としたときも安全設計.
猫が高いところからスタッ!と着地するように,肉球VAIOも,肉球でスタッと着地!!(説明の絵がかわいかった)
あはは!!会場がドッと.
というようなネタ案もたくさん(というかネタ案ばかりw)出て,会場がドッと笑いの渦でした.面白かったー!


全員参加はいいね.強制されないと,なかなかちゃんと考えてみないものね.自分は全然アイディア出てこなかったけど,チームの人はみんなてんで違う面白いアイディアを考えてて.
自分のしょーもないアイディアも,面白いと思ってもらえたり.
参加できたな感は嬉しいね.もっといいアイディアを出せたら,もっと嬉しかったなー.


全体的な感想として.
・田口さんと弘中さんのトークが面白かった!お二人ともにこやかで,めちゃ爽やかでした.
・全員参加会議が,全員楽しく参加してる感がよかった!
うう,いいアイディア出さなきゃ・・・キンチョーって感じじゃなくて,みなさんホント楽しんでる感じなんですよねー.すごいなあ.
今回来てた方々は全員ブロガー(ブロガーが申込優先だった.)だったので,vaioとか新しいテクノロジーに興味深々,好奇心々な人たちばかりだったのかな.
きっと,この場に来てる人たちは,何か新しいモノ・価値観に,discourageじゃなくてencourageな人たちなんだろなー.と思いました.


参加賞ということで全員プレゼントは,vaioのロゴの入った「VAIO TimePad」
自分が何にどれだけ時間を使ったのか,という記録をとるもの.「仕事の見積もり精度をあげ,生活や仕事のどこに効率化の余地があるかを知ることができる」というものです.