後世への最大遺物/内村鑑三
- 作者: 内村鑑三
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2011/09/17
- メディア: 文庫
- 購入: 8人 クリック: 47回
- この商品を含むブログ (61件) を見る
普通の人間にとって実践可能な人生の真の生き方とは何か。我々は後世に何を遺してゆけるのか。明治27年夏期学校における講演「後世への最大遺物」はこの根本問題について熱っぽく語りかける。「我々は何をこの世に遺して逝こうか。金か。事業か。思想か。…何人にも遺し得る最大遺物―それは高尚なる生涯である」。
同期の女の子が上司に薦められた本.
そして彼女が薦めてくれた本.
まったくもって素晴らしいです.
泣けます.
感情移入しやすくて,(こないだもアニメの「働きマン」で泣いてしまった)
先日,日経新聞の「私の履歴書」読んで朝の電車で目頭じーんってなりながら思ったことは,
「私が(もしくは多くの人が),欲しい(もしくは与えたい)のは,「感動」ってことかー!?!!( ̄□ ̄;)」
高尚なる生涯.
その人の生き様.
生き方で与える感動.
多くの名もなき人の,
それぞれの生き様.
例えば,私の両親は,ホントに普通の人たちで.
特別人に自慢できるような人たちではなく.
むしろ,
クリスマスとかも特に祝うような家庭でもなくって,悲しい思いをしたような.
家を継がされたりとか,姑とか小姑問題とか,
貧乏くじ引いてるようにも,私から見たら思えてしまうような.
それでも,まじめに責任を果たして,
しっかり子供たちを育てて,
そして,今では,兄夫婦と楽しそうに旅行なんか行ってたりして.
なんだかんだで楽しそうだったりして.
先日一緒に飲んだ先輩の
「その時々の選択と行動の積み重ねが人生で,今につながっている」
というようなセリフともリンクしていて.
「7つの習慣」にもある
「死んだときに,だれに何と言われたいのか」
というような話ともリンクしていて.
大事なことを行動で示していくこと.
行動が,自分であり,自分の人生そのものであること.
日々の朝のあいさつやら,笑い方やら,携帯メールやら,
仕事に対する姿勢やら,時間に遅れないことやら,
些細に思えることから,重要な決断まで,
全ての行動が,一つ一つ自分をあらわしている.
ということを再認識.
それぞれの行動が,周囲の関わる人たちに,
後世に,少しずつ影響を,遺物を,残している.
自分の正しいと思う生き方を生きることで,
既に遺物を,残している.
遺してきただろうか.
これから,だれに何を遺し得るだろうか.
日々の生き方が,周囲への,後世への最大遺物.
(ちょっと,書き直したけど,やっぱり,うまくまとまらないや)