3/31 人物撮影実習

最後の課題である人物撮影「家族・恋人・セルフポートレート」を前に
人物撮影実習.


静物については,形態・質感を捉えるように気をつけてきたが,動物については,動きを捉えることが大事
・図鑑的視線(男女?老若?美?)で見ない
・赤ちゃんが笑った瞬間とかではなく,小さな動きを捉える
・常に身の回りにいえる人にレンズを向ける.動きを見る
・差し上げて喜ばれる写真をとるようにしていく.遺影にできるような


1.どこで撮影するか,背景を選択する.(無背景にならないように)
カーテン×,ふすま×
背景(壁)となるだけ距離をあける.人物の影が壁にうつらないように.
2.顔のライティング 影のつけ方がライティングの基本
影の形を見ていく.見るよりもはるかに明暗の差がある.
自然光が一番良い.とても立体的に再現される.
3.影を明るくする.濃くする.コントラストを調整する.
影が濃すぎると,印象が暗い
4.補助光としてもう一つのライトを加える.または反射板を利用する.
5.カメラアングル 顔に対してのカメラの高さ
全身の場合は腰の高さ.顔の場合は.70mmレンズならば,目よりちょっと上.
50mmだとカメラ位置が近すぎて顔が歪んでしまうので,顔のど真ん中の高さ.
6.坐らせ方と姿勢
体はちょっと斜めに.肩は足の向きにそろえる.顔だけ正面に向ける.全身正面だと犯罪写真のようになってしまう.
肩を広げると背筋が伸びる.
あごが上がるとみっともない.鼻の穴がうつらない方がいい.
口元の力を抜かせる.上唇と下唇の奥が軽くくっつくぐらい.女性はちょっと口が開いていてもよい.
7.表情の変化と引き出し方.シャッターチャンスの捉え方.
全身の場合は,足元から見る.どこに重心を置いているか.
動きを予想して撮る.「手を下ろして」と言って,下ろし始めた瞬間にはもう撮る.
「ちゃんと撮ってもらえるかな」という写真を撮られる意識のなくなる瞬間を撮りたい.
いかに自由に振る舞えるように仕向けるか.
若い女性が自由に振る舞えているときは本当にかわいくてきれい.


ポートレイトとは,撮影者がどのように被写体と接しようとしているかがわかるもの.
他人はカメラ自体に反応するが,家族はカメラを持っている人に反応するから,他人が被写体だとすぐにばれてしまう.
セルフポートレイトは,いかに自分をさらけだせるかが重要.