Waking Life(2001)

「映像のひとコマひとコマはどれも俳優の実写映像に後からデジタル・ペインティングをほどこしたもの」らしい.イーサン・ホークはすぐに分かりました.
映像が揺れる.主人公は夢を見続けている.夢の中では,立ち代わりたくさんの人が出てきて,話していく.知識,経験,哲学的思想など様々だ.主人公ははじめ受動的に聞いているだけなのだが,夢であることを認識し,目覚めようともがく.
「生は夢のようなものだ,と言うのならば,死も夢のようなもの,と考えることはできませんか.覚醒時は肉体と共に知覚しているが,夢の時は肉体なしで知覚している.死とは,夢を見続けるということだ.」実はネタばれですが,うろ覚えだけど,こんな感じ.

『テープ』のR・リンクレイターが手掛け、サンダンス映画祭で注目を浴びたアートアニメ。主人公の青年が目覚めない夢の中で夢と現実の境界線を見失いつつも、さまざまな人から質問を浴びせられる中、自分自身の存在に悩み、自己を見出そうと葛藤する。