なっちゃん

今日は親しかった同期の女の子のお通夜だった.


本当に力になれなくて,力になろうとしてなくて,ごめん.
全然間に合わなくてごめん.
こうやって謝っていること自体,ずるいことを知っている.
けれども,ごめん.
最後に会って話ができなくてごめん.
本当に,自分は最悪だ.
電話とメールと会いに行くことができたはずだ.
辛いところを見せなかった子だった.
そのことをちゃんとわかってあげられなくてごめん.


当日お見舞いに行った友人から伝え聞いた言葉.
「長い人生でなくても,自分が生きた時間の中で,自分のやりたいことができたこととか,友人とたくさん一緒にいたこととか,自分の定義する人生が大事.自分の定義が大事だよ.」


彼女が闘病中であるにも関わらず,寂しいとき辛いときは
彼女に頼って,彼女に電話をしていた.
今,誰に電話をすればいいのかわからない.
寂しいよ,寂しいよ,なっちゃん.寂しいよ.


死に顔が,とてもキレイで笑っていた.
お父さんに会えただろうか.
なっちゃん,元気にしてるかい.笑っているかい.
みんなの様子を見てるかい.


私は,途中で,投げ出して逃げてしまったけれど,日々の生活に埋没してしまったけれど,
同期の,なっちゃんと仲のよい友人は,本当に,なっちゃんの助けになっていてくれていた.本当に優しいね.優しくて強いね.
ずっと,失う怖さと向き合ってきたのだから,本当に強くて優しい.
さっちゃん,さっちゃんがいてくれてよかった.
さっちゃんの不安と焦りと頑張りを共有してあげられなくてごめん.本当にごめん.
私が言う権利はないのだけれど,なっちゃんの力になってくれてありがとう.
私は,本当に大事な思いが抜けていた.なんか,どっか本当にだめだ,自分.
大事なところが抜け落ちている.
まいちゃん,当日,お見舞いに行ってなっちゃんと話すことができて本当によかった.なっちゃんにとっても,あったかい気持ちになれてよかったと思うんだ.
さっちゃんとまいちゃんと,そして同期の女の子と.
みんなで話してると,やっぱり笑いあえてほっとした.なっちゃん,「どっきりでした〜」って起きてくるぜ.って.
同期の男の子たちも頼もしかった.
なっちゃんが,鉄に入ってよかったと言ってくれていたように,
私も,鉄でよかったと思うよ,なっちゃん


人の不在感っていうのは,実感がしづらくて,まだ嘘みたいな気がしていた.
ただ,さっき車で数人で帰っているとき,みんなで話していて笑ったりしたときに,なっちゃんがいないよ,なんか足りないよ,なっちゃんがいないよ,って少し思った.


なっちゃん,寂しいよ.
なっちゃん,ごめんよ.
なっちゃん,いつも楽しませてくれて,どっきり企画してくれて,みんなのムードメーカーになってくれて,励ましてくれて,ありがとう.
忘れるわけがないよ.何でも報告に行くよ.


なっちゃん大好きだ.言えなくてごめん.
なっちゃん


なっちゃん,待っていて.会いに行くよ.
胸を張って会いに行けるよう,がんばるよ.