「環境」と「親密で小規模な共同体」の再構築

日経新聞にのっていた村上龍の記事にあったキーワード
「環境」と「家族・世間などの親密で小規模な共同体」。
そう、これだ
と思った。
最近、私が大事だよな、と思うもので、改善の必要なもの。そして、徐々に取り組まれているもの。


環境については、最近よく取り上げられている。
ap bankによる環境への取り組み。
カンブリア宮殿の次回は農業に関する会社について。
プロフェッショナル仕事の流儀で取り上げられた、無農薬栽培の奇跡のリンゴ
漁業再生としてイオンの網ごと買い上げの話なんかも何度かテレビで見てる。
農家の手伝いをする「ボラバイト(ボランティアとアルバイトの中間)」。


小規模で親密な共同体については、一人暮らしが長くなって仕事も忙しくなって年もとって、親類が集まったときに姪っ子や甥っ子がいることですごく活気があって,ああこうやって続いていくんだ家族は,っていう安心したあったかい感じ,そういうことがきっかけで大事だなと思うようになっている。
ap bankのプロジェクトの一つの家の隣を流れる川を利用した水力発電は、村という共同体が自立してやっていこうという方針であり、その親密さとつながる。
JR東日本の保育施設を駅の近くに作る取り組み。
学童保育や市民活動の手助け、コンサートなどオフィスそのものが地域の人々の交流拠点となっていう不動産会社である大里綜合管理。地域住民の交流拠点を目指すコミュニティカフェ、「クルミドコーヒー」や「ここたの」。
車や物をシェアして使う仕組み。
着実に取り組んでいる人がいるのだ。


「環境」と「小規模で親密な共同体」というテーマはお互いに重なるところが多いようだ。
安心して希望を持って暮らせる社会を作る、という点で共通するのだと思う。
現代は「よくなっている」という実感がないから、こんなにも不安で閉塞しているように思う。


漫画の働きマンの主人公は「仕事したなーって思って死にたい」って言うけど、
私は「世の中がよくなったなー、私も貢献したなーって思って死にたい」。
同じことかな?